北海道の冬でしか見られない自然現象「樹氷」と「サンピラー」。
どちらも気象条件が揃ったときだけ現れる“奇跡の絶景”です。

北海道で「樹氷」と「サンピラー」が人気の理由
1. 冬しか見られない“一期一会の絶景”
樹氷もサンピラーも、気象条件が揃わないと見られないため、
“出会えたらラッキー”な特別な現象です。
2. 写真映えがトップクラス
無音の白銀世界に輝く光や氷の芸術は、プロカメラマンにも人気。
SNSでも大きな反響が得られる冬の北海道ならではの絶景です。
北海道で樹氷が見られるスポット5選
1. 旭岳(東川町)|北海道最高峰の“氷の世界”
ロープウェイで一気に森林限界へ。
山肌には巨大な霧氷・樹氷が並び、まさに異世界。
見頃:12月中旬〜3月
ポイント:天気が良い morning が狙い目
2. 黒岳(上川町)|層雲峡の奥に広がる白銀の世界
−20℃を超えることもあるエリア。
その寒さが作る樹氷は迫力満点。
見頃:12〜2月
黒岳ロープウェイが便利
3. 函館・横津岳|道南でも樹氷が見られる穴場
道南エリアは雪が少なめですが、横津岳は樹氷の名所。
スノーハイク好きに人気。
4. 大雪山系・十勝岳連峰(美瑛・富良野)
美瑛白金温泉から近いエリアでは、氷点下20℃の早朝に樹氷が立ち並びます。
“白ひげの滝 × 樹氷”の組み合わせは圧巻。
5. 雨竜沼湿原(雨竜町)周辺
車で近くまで行ける樹氷スポットとして人気。
北海道でサンピラーが見られるスポット4選
1. サンピラー(上川町)|名前の由来となった本場
上川町は「サンピラー」の名付け地。
晴れた朝・夕に“光の柱”が天に昇るように見える現象が有名。
発生率が高い:氷点下20〜25℃の快晴の朝
撮影しやすい地形が多い
2. 北見・網走エリア|極寒地帯の光の芸術
道内でも最低気温が下がりやすく、サンピラー発生率が高いエリア。
オホーツク海の流氷とセットで見られることも。
3. 富良野・美瑛|雪原×光の柱が幻想的
広い丘の地形が、光の柱をより大きく見せます。
“富良野サンピラー”は写真家に人気。
4. 旭川・東川町|黒岳や旭岳に向かう早朝
放射冷却で極端に気温が下がりやすく、
晴れた日の早朝はチャンス大。
樹氷・サンピラーを見られる時期と条件
樹氷の条件
気温:−10〜−20℃
霧・雲がかかる
風が弱い
樹木に水分が付着しやすい場所
時期:12月〜3月
サンピラーの条件
気温:−15〜−25℃の極寒
晴天(無風に近い)
雪面や氷晶が空中に浮遊している
時期:12月下旬〜2月上旬がもっとも見やすい。
樹氷&サンピラー観測のおすすめコース
モデルコース(1泊2日)
1日目:旭川 → 層雲峡 → 黒岳ロープウェイ(樹氷)
↓
温泉宿泊(層雲峡温泉)
2日目:早朝に上川町でサンピラー狙い
↓
美瑛・富良野で雪景色写真撮影
冬の北海道らしい絶景を効率よく体験できるプラン。
見に行くときの注意点
1. 防寒は絶対に万全に
ダウン
ニット帽
ゴーグル
カイロ
滑らない靴
樹氷・サンピラーの条件=極寒です。
2. 車は冬道運転に慣れてから
気温−20℃、アイスバーン、吹雪など
慣れていないと危険。
3. カメラ機材が凍りやすい
外→室内でレンズが曇るため、
ジップロックに入れて温度差をゆっくり慣らすと安心。
まとめ|北海道の冬は“奇跡の絶景”に会える季節
氷の芸術「樹氷」
光の柱「サンピラー」
どちらも冬の北海道でしか見られない特別な絶景です。
運よく出会えた瞬間は、一生忘れられない体験になります。
冬旅のテーマに、「自然が生み出す奇跡の瞬間」をぜひ加えてみてください。


