
北海道を旅していて「ソフトクリーム」が目に入ったら、つい立ち寄ってしまう。
それが、道民にも観光客にも共通の習性かもしれません。
なぜ、北海道のソフトクリームはこんなにも美味しいのでしょうか?
今回はその理由と、筆者が実際に感動したソフトクリームの名店を交えてご紹介します。
1. 北海道=乳製品の聖地!
まず大前提として、北海道は日本最大の酪農地帯です。
広大な土地でストレスなく育った乳牛から搾った生乳は、鮮度もコクも抜群。
ソフトクリームの主原料である牛乳がとびきり新鮮だからこそ、あの濃厚な味わいが生まれるのです。
また、北海道では添加物を極力使わず「生乳そのものの美味しさを活かす」スタイルが主流。
つまり、“素材勝負”で勝てる土地柄なんですね。
2. とろける濃厚さと、キレのある後味
北海道のソフトクリームは、ただ甘いだけではありません。
最初の一口は濃厚でクリーミー。でも後味はスッキリ。
それは、良質な脂肪分と乳糖のバランスが絶妙だからこそ生まれる“北海道クオリティ”です。
また、空気含有率(オーバーラン)をあえて低めにすることで、ずっしりとした“重量感”のある口あたりを演出している店も多くあります。
3. ソフトクリームが主役になる「ご当地感」
北海道では、ソフトクリームはただのデザートではなく「主役級」の存在。
道の駅や牧場、カフェ、サービスエリア…どこに行っても、その土地ならではのソフトが用意されています。
たとえば:
とうきび(とうもろこし)ソフト(富良野)
かぼちゃソフト(栗山町)
メロンソフト(夕張・富良野)
昆布ソフト(利尻島!)
ワインソフト(池田町)
どれも「えっ?」と思うようなフレーバーですが、これが意外とクセになります。
4. 筆者おすすめの絶品ソフトクリームスポット
●中札内村「花畑牧場」
生キャラメルで有名な花畑牧場のミルクソフトは絶品。濃厚なのに、もたれない。
●ニセコ「ミルク工房」
羊蹄山を望む絶景とともに味わうソフト。新鮮そのものの味わいで、何個でもいけそう。
●富良野「富良野チーズ工房」
牛乳の甘さをダイレクトに感じられる。チーズソフトとのミックスもおすすめ。
●美瑛「美瑛選果」
農協が直営する施設でいただく濃厚ミルクソフトは、地元民も足繁く通うレベル。
5. 旅先のソフトは「一期一会」
北海道を旅していると、その日の気温・風景・人との出会いも含めて、ソフトクリームが特別な思い出になります。
写真を撮ってSNSに載せるだけじゃもったいない。
「この味をいつか、また食べたい」と思えるソフトとの出会いこそが、北海道旅の醍醐味かもしれません。
おわりに
もし、旅の途中で「ソフトクリーム」の文字が見えたら、ぜひ立ち止まってください。
そして、“その土地の味”を舌で感じてみてください。
北海道のソフトは、間違いなく日本一。いや、世界一かもしれませんよ。
コメント