北海道の最北部、稚内からフェリーで向かう利尻島と礼文島。
透明度の高い海、雄大な山々、季節ごとに咲く花々、そして新鮮な海の幸…。
本土では味わえない、手つかずの自然と島時間が流れています。

■ 利尻島 – 海に浮かぶ利尻富士
◎ 島の象徴「利尻山」
標高1,721m、別名「利尻富士」。
山頂からの眺めは、晴れた日なら礼文島やサハリンまで望める絶景。
登山初心者は「姫沼」周辺のトレッキングコースが人気。
◎ オススメ観光スポット
1. オタトマリ沼
湖面に映る逆さ利尻富士が美しい。売店の「利尻昆布ソフトクリーム」も名物。
2. 仙法志御崎公園
磯の自然水槽でウニやナマコと触れ合える。アザラシがのんびり日向ぼっこする姿も。
3. 姫沼
散策路が整備され、湖畔から望む利尻富士は絵葉書のような美しさ。
◎ グルメ
利尻昆布:だしの旨味が深く、全国の料亭でも使われる高級昆布。
ウニ丼:6〜8月はムラサキウニとバフンウニの食べ比べができる贅沢シーズン。
■ 礼文島 – 花の浮島
◎ 高山植物の宝庫
「花の浮島」の名の通り、初夏には300種以上の高山植物が咲き誇る。
特に6〜8月は、レブンアツモリソウやエゾカンゾウなど珍しい花に出会える。
◎ オススメ観光スポット
1. 澄海岬(すかいみさき)
透明度の高いブルーの海と断崖絶壁のコントラストが圧巻。
2. スコトン岬
日本最北限の岬。晴れた日にはサハリンを望める。
3. 桃岩展望台
ハート型のような桃岩と、礼文島の海岸線が一望できる絶景スポット。
◎ グルメ
礼文ウニ丼:利尻と同じく、6〜8月が旬。朝採れウニはとろける甘さ。
ホッケのちゃんちゃん焼き:香ばしく焼き上げた地魚を味噌で味付け。
■ アクセス
稚内港からフェリー
利尻島・礼文島ともに約1時間40分。
島間は1日数便のフェリーで約40分。
夏は観光客が多いので、フェリー・宿泊ともに事前予約必須。
■ 島旅の楽しみ方
1泊2日で利尻だけ、または2泊3日で両島めぐりがおすすめ。
自転車やレンタカーで島一周も可能(利尻島:約55km、礼文島:約29km)。
島時間はゆったり流れるので、予定は詰めすぎずのんびり過ごすのがコツ。
■ まとめ
利尻・礼文は、雄大な自然、美しい花々、澄んだ海、そして新鮮な海産物が揃う北海道の宝石のような島。
都会では味わえない静けさと、自然のエネルギーを存分に感じられる場所です。
「最果ての地」と聞くと遠く感じますが、その先には忘れられない景色と味が待っています。
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