世界自然遺産の町・羅臼 — 知床半島の秘境で出会う大自然と海の幸

北海道の東端、知床半島の南側に位置する羅臼町。
オホーツク海と根室海峡に囲まれ、背後には知床連山がそびえるこの町は、世界自然遺産・知床の一部として、手つかずの自然と豊かな海の恵みを誇ります。

1. 世界遺産知床の玄関口

羅臼は知床半島の南側の玄関口で、ウトロ(北側)とは知床横断道路で結ばれています。
春から秋にかけては雄大な知床峠越えが可能で、峠からは国後島を望む絶景が広がります。
冬は積雪で閉鎖されるため、まさに「秘境」らしさを感じられるエリアです。

2. 野生動物との遭遇

クジラ・シャチウォッチング:夏の羅臼沖ではシャチ、マッコウクジラ、ミンククジラに出会える可能性が高いことで有名。

流氷とワシ:冬は流氷の上にオオワシ、オジロワシが舞い、自然写真家たちが集まります。

ヒグマの生息地:知床半島はヒグマの密度が高く、観光クルーズで海岸線を巡ればその姿を観察できることも。

3. 羅臼の海の幸

羅臼と言えば、なんといっても羅臼昆布。香り高く、出汁の旨みが濃い最高級品として全国の料亭で重宝されています。
また、タラバガニ、キンキ、ホッケ、鮭など四季折々の魚介も魅力です。
冬の「羅臼ちゃんちゃん焼き」や、昆布出汁を効かせた鍋料理も格別。

4. 温泉で癒やされる

羅臼温泉 熊の湯(無料の露天風呂):源泉かけ流しの野趣あふれる温泉で、地元の人と観光客が交流できる場。

道の駅 知床・らうす併設の温泉施設もあり、観光の合間に立ち寄りやすい。

5. 羅臼観光のベストシーズン

春〜夏:シャチ・クジラウォッチング、山菜、昆布漁。

秋:サケ漁、紅葉、海の幸が豊富。

冬:流氷、ワシの撮影、温泉。

アクセス

車:中標津空港から約1時間半、女満別空港から約3時間。

バス:釧路・中標津方面から路線バスあり(本数は少なめなので注意)。

フェリー:現在、羅臼〜国後島の定期航路は一般観光客利用不可。

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