50代男性・熟年離婚までの道のり ~序章~

不信感

やはり男は鈍いのか、まったく疑う余地はなかった・・・

妻は(今となっては元妻)以降、元妻と記します。

元妻は昼の1時~6時までのコンビニ店員でした。

毎日、6時半には帰宅をして晩御飯の準備を始めていて、僕が帰宅するときには台所に居ました。

ところがある日を境に、夜の8時9時に帰宅するようになったのです。

その事を問いただすと、僕への不満や日々の鬱憤があるからドライブや買い物をしているとの返答。

その後も続くので、「僕自身の在り方を見直す!」と妻に謝罪と早めの帰宅を懇願。

しかし受け入れず「時がたてば通常に戻す」と言われ、納得がいかずそのまま就寝。

尾行

元妻を信用していたからこそ、なるべく探ることをしたくなかったが

毎日続くので、仕事を早く切り上げ、元妻の働くコンビニ前で待機。

6時15分頃、元妻が職場より笑顔で出てきた、隠れて様子を見ていると誰かに電話をしているようで

その様子は満面の笑みで、とても楽しそうだった。

何か違和感を感じ、そのまま妻を尾行

すると、あるビジネスホテルの裏口へと入っていった

その後、何秒かするとすぐに車が出てきた

もうすでに夜間という事もあり車内の様子は黙認できなかった

この時点では、僕も鈍いのか地元に遊びに来た女友達でも乗せたと、そう思いたかった

なんとなく、その時尾行をしている自分の不甲斐なさを感じ、その日は帰宅。

確信

その日は、仕事が早くに終わったので

不甲斐なさを感じつつも、ハンドルを握る手が、元妻のいるコンビニへと向かってしまった。

元妻は、又前回と同じく6時15分に退社

そして前回と同じく、誰かに電話、そして同じビジネスホテルへと直行

今回は尾行を辞めず、ビジネスホテルを出ても尾行を続行。

すると、ある人気のない空き地に車を停め、何やら話し込んでる様子が月明かりになんとなく浮かんだ。

でも、それが女性か男性かまでの判別は付かず、悔しくも帰宅。

しかし、自分の気持ちが、だんだんと確信に近づいているのは確かだった。

突撃

もう僕自身の知りたいという欲望は抑えきれず

また尾行を決行

今回はビジネスホテルへ入ると同時に

僕自身も車を乗り捨てホテルの入口へと走って行った

すると予想通り、そこには僕と同じくらいの年齢の男が立っていた

完全に確定したとその時感じた。

話し合い

元妻を問いただすと混乱していて話にならない

そこで、その男が僕と二人で話したいと提案してきた

僕も50を過ぎた、いい大人なのでケンカしたいとも思わなかったので受け入れ

彼の言い分を聞こうと思い、元妻をその場に残し少し離れた場所に移動

話を聞くと年齢は僕と同じ年齢で、高校時代の元カレだと言ってきた

今は地元を離れた所(飛行機で行かなければ遠いほどの距離)に住んでいて

妻と3人の子供と同居しているとの事

今回はたまたま、地元のこの地に仕事があり出張で来て

昔の友人たちに会いたいと、元妻と共通の友人に連絡を入れたところ

元カノである僕の元妻の電話番号を教えられたとの事(当時携帯電話は普及しておらず、お互い連絡先は知らなかった)

何度か連絡しているうちに意気投合して2人で会う約束をしたようだ

そのへんは明言をさけてきた

彼の言い分は、昔の友人として会っていたとの一点張り

それでも百歩譲って2人きりで会うのはおかしくないかと言うと

「軽率でしたスミマセン」との返答

多分何を話しても言い訳しか出ないと思い

その場を後にすることにした。

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